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by Kirin
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妹 4

言われて、初めて自分の無神経さを知った。
そう、彼のファンクラブがあったのだ!
(メンバーは知らないが)・・・・忘れていた。
朝ロッカールームで着替えながら、一番仲のよい友人に月曜日なら土日の状況をしゃべる。
誰に聞かれても困らない話だから、気にせずしゃべるしゃべる。
その中に、じじぃも多々登場していた。
「土日でさ、早多さんと一緒に帰ったの。そしたら日曜日に、家まで友達とケーキ持ってきてくれたの。
どうやって家が判ったのかしら?不思議なんだよ~」って、具合に・・・・。
また、比較的仲の良かった後輩からも・・・・
「私本気で、早多さんのことが好きなの。でも、kirinさんのこと凄く可愛がってるのがわかるし
付き合ってないってわかっていても、羨ましかった。」
「本気? 私にその気がないって知ってたじゃない!」

私は、この後じじぃの所にすっ飛んでいき、理由を話し同期の友人と後輩を
食事でも何でもいいから1度誘ってほしいと懇願した。
彼は、わかったと笑って言った。
数日後、同期の友人とその仲間を誘って食事に行って来たと言った。
後輩は、私の住んで居る街の商店街で、開催される七夕に誘ったと。
「お前も一緒に行くんだぞ! 二人きりじゃまずいだろ、彼女にもそう言ってあるから」
彼女に私は行かないからね。と、言いに行くと
「私も一緒に行って欲しいの、付き合うとかじゃなくて想い出になればって・・・ね。
だから、一緒に行こうよ!」
奇妙なデートは、私が先頭を切って七夕飾りの中をズンズン早く歩いていく。
離れた後ろを、二人が会話をしながら歩いてくる・・・・・
彼女が笑っている。良かった~ (本当に女扱いが上手いんだから!)
お茶を飲んでから、駅で二人を見送った。
「寮まで送ってもらいなさいねぇ!」と、
二人きりの時間をできるだけながくもてるようにわざと言ってやった。

今考えると、じじぃに対して、私から○○して欲しいと言ったのは
この2つしかなかったように思う。
あとは、彼から全部与えられていたのだろうか・・・・

「付き合いはかわらないからな。何かあったら電話してこいよ」
私が、辞めるより先に辞令が出て彼が別の店に転勤していった。
それでも、支店長が音頭をとり時々飲みに行ったりしていた。
私が、辞めて実家に戻っても度々電話をくれた。
教習所に通い始めていると言うと、自分の知り合いに手をまわして?
私は、1ヶ月もしないうちに免許証を手にした。
その半年後、仕事が見つからなくて私はまた東京に戻った。
東京での勤め先を探してくれると言ったけど、まずは自分の力で探してみると私は言った。
ちょうど、一人暮らしを始めた寮のルームメイトのアパートに転がりこんだ。
彼女は、じじぃと既に別れていたが想いを引きずっていたのを私は解ってなかった。
時々、じじぃから電話がかかる。
彼女は、もしかしたら私かもと・・・期待をする。
しかし、それはいつも裏切られて・・・
トイレに閉じこもってしまって出てこないこともあった。
「いつだって、kirinには優しいよね。何故?何故私じゃダメなの・・・」
「恋愛感情がないからだよ。私に女を求めてないし、私も彼に男を求めてないから」
彼女は、納得がいかないような表情をしていた。
「じゃ、いったいkirinは彼の何なの?」と、言いたかったのだと思う。
彼女の留守中電話があった際に、もう一度復活はあるかと聞いてみたが
じじぃの返事はNOだった。
1度決めたことを変える事をしないと、私が一番よく知っていた。
私は、仕事が見つかったのをきっかけに、また一人暮らしをはじめた。
アパートは自分で探し、2年間過ごした。その間、逢う事はなかったけれど
思い出したように時々電話をくれて私の安否?を気遣ってくれていた。
「何か困ったことがあったら電話しろよ」と・・・
じじぃの電話番号は知っていたけれど、最初に出会ってから私が、電話をしたのはたった1度。
「別れたから・・・」
「一人になって、じっくり考えてみろ。
自分がダメな人間だとは思わなくていい、そこを間違えてはだめだ。」
電話口で初めて泣いた。
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by Kirin
11:58 | 雑感 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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