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by Kirin
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妹 2

そんな矢先、1階の先輩が「最近、早多さん元気ないよねぇ」と、言った。
??私は、一番近くにいたのに自分のことで精一杯で全然気がついていなかった。
「元気がないってみんなが言ってるよ」と・・・・
彼は、婚約していてそれが破棄されそうな危機に、あって落ち込んでいたのだ。
こんな話が出て来ても、幼稚な私には皆目検討がつかない。(大人の世界だ~)
偶然が重なるものでその婚約者のアパートは私のアパートのすぐ近くで、日曜日の朝
買い物に出たら、偶然出くわした事もあった。
「これから、最後の話をつけて来るんだ」って、苦笑いをしながら手を振ったのを覚えている。
電話に彼女が出てくれなくて、私が電話をかけた事もあった。
結局、破談になり新居に用意したジュータン、ガスコンロは、何故か私のアパートに届けられた。
破談の原因を話してくれたが、聞く事しか出来なかったし、
淡々としていた彼の悲しみなんて、考えもしなかった。

そして、ここからだ!
今思うと彼が楯になり、上手く根回ししてくれていたのだと思う。
直属の副長、次長、支店長までも私を認めてくれるようになった。
先輩に、
「kirinは、役席のお気に入りだからねぇ」って、嫌味でなく言われる事が多々あった。
私が、ゴマスリだったわけではない。気が強くて、言いたい事をポンポン言う方だった。
それを、役席は面白がっていたと言う感じだった。
他の男性社員に、
「kirinちゃん、支店長相手に言うな~、俺ハラハラしちゃったよ」って
呆れられたこともあった。
他の女子は、怖がったり煙たがったりして話をしたがらないから、余計目立ったと思う。
とりわけ支店長は、美食家だったので時間がある時は、あちこちに連れて行ってくれた。
そのメンバーの常連は、彼と私だった。
そして彼も、本当にオープンに私を誘った。
「次の土曜日、田舎へ帰るぞ、いっしょに帰ろうな!」(私、帰るなんて言ってない)
翌日、自宅にケーキを届けてくれたのには、呆然・・・・。 (これって、何?)
「俺の、同級会が東京であるんだ。いっしょに行こう!」(なんで、あんたの同級会に私が行く?)
「親友と飲みに行くんだ、行くだろう?」(飲めないのでご飯だけ食べて私は帰る)
社員旅行に行っても、おせっかいなほど、気を回して喜ばそうとする。
うるさがって、もういいよ!って言ってもお構いなしに、ニコニコしていた。
マザー牧場に行った時、知らないうちに馬に乗っていて馬上から、私を呼び
「馬に乗りたいだろう?気持ちいいぞ~、早くここへ来いよ!」と大声で叫んで自分の前を指差した。
二人乗り? 「ばかじゃないの!子供じゃあるまいし、やなこった」と、叫び返したら・・・・
近くに居た知らない子供を乗せて、ご機嫌だった。(みんな笑っていたけれど)
また、私が他の女子に恨まれないように、ちゃんとバランスもとってみんなに気を使っていた。
(モテたかっただけかもしれないけれど・・・・)

飲みに行って遅くなると、必ずタクシーで遠回りになる私のアパートまで送って、
そのまま自分の寮へ帰って行った。
送れない時は、タクシーを捕まえて私を乗せてから、窓からクシャクシャの1万円札を投げ込んだ。
持ってるからいい!と、言っても笑って受け取らなかった。
そして翌日、無理やりおつりを受け取らせるのが私の役目だった。
中央線と総武線を使って通勤していた私達は、朝逢う事はなかったけれど
遅刻時のヒントをくれていた。
「錦糸町まで行かず、浅草橋で降りて、そこからタクシーで行けば5分だ」
寝坊して遅刻しそうになった時、言われた通り浅草橋のタクシー乗り場にいると・・・
肩を叩かれる。じじぃの毎日の通勤ルートだったのだ。一緒に乗って、店に向かう。
彼は、一つ前の通りで運転手に千円札を渡すと
「お前は、店の前まで乗って行け、一緒に降りると、夕べ一緒だったと思われるから
俺は、ここで降りて歩いていくから」
思いもよらない言葉に、唖然! そこまで考える?
私は平気だよ。何も後ろめたい事ないのに・・・・・でも、その通りか・・・ 
また、おつりを彼の元に持っていくのが私の役目。

会社帰りに偶然駅で逢うと、要らないと言っても必ずケーキを買ってくれた。
(女はケーキだと思ってた?)
ルームメイトと上手くいかず、「一人で暮らしたいと思っているんだけど・・・」と言っただけで
「住む処は、俺に任せておけ」と言って家賃の希望だけ聞くとアパートを探して来た。
見に行く時も、私の友人を誘って二人で行くのはまずいからなと、キチンと一線を守っていた。
不動産屋さんを、質問攻めにして(安全、環境について)逆ギレされ、
「あんたが、先に帰って来てここに寝てればいいじゃないですか!」と言われ苦笑い!
そのアパートに2年間住んで居たけれど、彼が訪ねて来た事は1度もなかった。
それが、俺の気持ちだ、わかるだろ?と言った。
そのくせ、私に寮のルームメイトを紹介してくれと言って、紹介したその日にキスをした。
私も一緒にいたのに全然気がつかず、この素早さ?には唖然!やっぱり、遊び人!(笑)

私が発熱で会社を休む事が、2、3度続いた時のこと。
ズル休みだとは思わないけれど一人暮らしをしているわけだから休むことが多いと、
言われなくてもいい事を言われてしまう。体調管理はしっかりやらないとだめだ、
土日休みの後の月曜日は、這ってでも出て来いと、説教された。
アパートの場所は、支店長の自宅と同じ町。近くでも、遠くでもなくプライベートは守れる距離。
この場所を選んだのは、支店長への印象を良くする為だったと彼は言った。
そこまで計算していたのかと、私はただただ驚くだけだった。
そう、寮から出る時も、知らないところでサポートしてくれていた。
支店長、次長(2人いた)の印がもらえないと本部からOKがでない。
私は、寮の先輩と二人で暮らすからと言う事で、申請を出していたのだが・・・・
通常は、中々OKがでない。
ところが、次長に話を通してくれて、とんとん拍子だった。
「早多さんから、頼まれてね。kirinちゃんの事は分かってますからね。
大丈夫だから、本部の知り合いにもおねがいしましたし、
相手の子も真面目だという連絡がきましたよ。」って次長が笑って言ったのには驚いた。
もう一人の、一番難関と思われた次長も、すんなり印をくれた。
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11:19 | 雑感 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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